JAPAN OPEN 2008 最終日

大会を通しての新記録は↓
発生新記録一覧

北島選手の世界新

北島選手の世界新には会場全体が涌きました。


speedoの水着の効果もどうやら本当にあるようだと分かってきた中でのレース。
観客はもしかして世界記録が!?
という期待とともに見つめていました。

彼のすごいところはここぞというところで魅せてくれるところです。
山本貴司選手にもあったものだと思うのですが、プレッシャーのかかる中で
かつてない力が出せる。それこそがスター性というものですね。


そもそも200m平泳ぎが競技スケジュールの最終種目になったのは北島選手の活躍によるもの。
オオトリを任されているわけです。
そしてspeedoの水着の効果もどうやら本当にあるようだと分かってきた中でのレース。
観客は、トリでもしかして世界記録が!?
という期待とともに見つめていました。


結果はご存知の通りです。2'07"51(驚)
プレッシャーに強いとかそういうレベルではないですね。記録もですが、
彼のそういうスター性は真にすごいと思います。

(2005,2006年当たり、彼は別人のようにうまく泳げなくなっていた。
五輪の年にこうしてすばらしい状態に持ってきていることだけでもすごいことです)


マスコミのspeedo社の取り上げ方について

この大会のいくつかの新聞記事を読んだが、マスコミのひどい記事が目に付いた。

例えば、出した選手のの予選と決勝のタイムと水着を単純に表にして見せている記事。
予選と決勝で圧倒的にタイムが違う、ということを示しているわけです。

しかし当然、有力選手は予選を全力で泳いでいない(というケースが多い。少なくとも国内大会では)。
当然決勝でタイムをあげてくるのである。
それを単純にspeedo社とその他メーカーの比較のように表にするのは
よく知らない人の勘違いを生む。正しい情報ではない。
無責任な情報であるし自分がミズノやアシックスやデサントの関係者であったら納得できるものではない。
speedo社の水着がすごいと書くことがまずいのではなく表現の仕方の問題。
がっかりした。書くのならせめて1行でも注釈をつけるべきだったと思う。


つくづく思うのは、やはり自分の目で見なきゃだめだ。
世界新もできるならテレビだけではなく足を運んで観てほしいと思う。
事件はテレビや新聞の中で起こっているわけではなく現場で起こっているんです。