勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド

少々遅ればせながら。笑 何事もマイペースに。

内容的には既知のものもありましたが、
私のアンテナに引っかかった部分を記載しておきます。
ちゃんと実践できればこんな私(♂)もインディペンデントに!

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著者がウェンディ→インディになっていったわけ(p.42)

著者がウェンディ(ピーターパンに出てくるウェンディのような女性。子供部屋から出るのを拒否。)から
インディ(精神的にも、経済的にも周りに依存しない、自立した生き方を実践する女性)
に変わることが出来たのは、さまざまな失敗や経験の中から学び、
先輩から学び、本から学び、1つ1つを試行錯誤の中で
「実践」
してきたから。

ここはサラっと書いてありますが、最重要事項です。

本を読んで実践する人間は5%程度。
「実践」とは、2,3回ではなく何年も継続する人間のことです。
そういう人間が上位5%になれる。と。
伝説の社員になれ!より

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

「伝説の社員」になれ! 成功する5%になる秘密とセオリー

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幸福の経済学(大阪大学 筒井教授)の研究 アンケート結果より(p.62)

・日米とも、収入が高い人ほど幸福
・日米とも、喫煙の習慣がない人の方が幸福
・日米とも、他人に優しい人は幸福
・日本では、加齢をするほど不幸になり、アメリカでは加齢をするほど幸福
・日本では、生活時間の中でもっとも幸福なのはセックスのとき、もっとも不幸なのは仕事・通勤のとき
・日本では、配偶者よりも友人と居たほうが幸せと答える人が多い
幸せになるには
十分な収入を得て、喫煙などの依存をなくし、良いパートナーを得て、良いセックスを行う。
そして丈夫な心で他人にやさしく接することができるようにする。
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「なんであの人ばかりえこひいきされるのかしら」という人(じょうぶな心の人)になる方法(p.96)

1. 自分の想いで環境を作る
  ・言い訳をやめる
  ・なぜ自分ばかりが損をするのか、という気持ちを捨てる(潜在意識が影響する)
   損は避けよう、ではなく、自分にできることはなんでもやろう、が1番の近道
  ・目標を持つ
2. 周りと調和する
  ・こざっぱりとした服装・髪型と笑顔を忘れない(やはり容姿が一定以上の水準というのはとても得)
   大事なのはお金を使うことではなくきれいになるのを信じること。
  ・「アサーティブ」に振舞う。(過度に攻撃的にも防御的にもならず、うまく自分を表現すること)
   アサーティブに振舞った人だけが上司と長い関係を築くことが出来る。(自分も相手も大事にする技術)
3. すべてをゼロイチで考えない
  ・よいことに対して必要以上に舞い上がらず、悪いことに対して必要以上に落ち込まない。
   すべてをゼロイチで考えない、しなやかな弾力性
  ・例えば損だと思うことの裏に幸運がある、など。損や失敗からの方が再現性があり、より応用の利く良い
   学びになる。
  ・セレンディピティ(偶然に発見する能力、幸運を招き寄せる力)を活用する。
4. がんばりすぎない
  ・がんばっている自分に酔いしれない。(がんばることは、実は簡単)
  ・がんばっているというのを、うまくいかないことを周囲のせいにする言い訳にしない。
  ・なぜこんな仕事があるのか、仕事自体減らせないのか、必要な人員が十分与えられているか、
   やり方に工夫はできないのか、などを考えることで避けられることもある。

自立、協調、バランス、ストレスフリーな人ということでしょう。
以上が、インディになるための大事な基礎、「じょうぶな心」です。

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次に、「じょうぶな心」という基礎に乗せる「スキル」です。

学び続ける力は4つから成ります。(p.152)

1. 仕事の場で学び続ける力 メンターとコミュニティ・ラーニング
  ・メンターが教え甲斐のある後輩になること(人間関係から職場のスキルまで学べる)
  ・同じくらいの力・経験を持った仲間同士で協力して知恵を共有していくのがもっとも効果的な学習方法
   (コミュニティ・ラーニング) 自分も一員となること。またはリーダーになればいい。
2. 仕事の外で学び続ける力 英語・読書・ながら学習
  ・英語(まず730点、できれば860点。そうすれば年収は1.5倍。)
  ・読書とながら学習(経済ニュースやAudioBook)ができれば、年収600万稼げる仕事は色々あるはず。
   逆にそのような良い話がくる機会が自然と増える。学習の習慣がつくと、運を引き寄せる力がついてくる。
3. ちょっとだけ人よりも優れた力
  ・人より得意で、人が欲しがる能力ができてくるので、それを大事に育てていく。
  ・相手が必要なものが何で、自分が何だったら持っているのか忘れないこと。
4. お金をコントロールする力
  ・稼げるようになったらしっかり支出をコントロール。
   その感覚を仕事にも生かす。
  ・収入の使い方のバランスを決めて、1〜2年分の生活費を貯める。(精神的な余裕)

勉強そのものを目的にしないこと。


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インディになるための6つの約束(p.198)

■じょうぶな心のために
1. 愚痴を言わない (愚痴を言いたくなったら、無視しないで問題解決する習慣。)
2. 笑う、笑う、笑う(精神にとっての万能薬)
3. 姿勢を整える  (背筋を伸ばし、猫背にならず、笑顔を忘れずに、しゃきっと、堂々と、振舞おう)
           (メラビアンの法則:Visual:55%, Vocal:38%, Verbal:7%)
■学び続ける力のために
4. 手帳を持ち歩く (目標管理。成長管理。人生管理)
5. 本やCDを持ち歩く(隙間時間で勉強 週末だけの人の1.5倍の時間に)
6. ブログを開く  (アウトプット、アンテナ、プロセス、成果の場)
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人間は言動によってしか変われない(p.200)

・伸びる人、伸びない人の差は行動力。
・得た知識のうち、言葉に移し、行動に落としたことが結果につながる。
・その循環が速い人が成長の速い人ではないか。
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■所感

既知の内容が多かったとは、amazonのレビューでもちらほらありました。
私は勝間さんの本は数冊読んでいますが、この薄さと安さなら手ごろだし
若手なら買いかなとは感じますね。あくまで、実践する5%になるべくしての購入という意味ですが。

気になっていた点が1つ。

じょうぶな心

ずっとそう書かれてありました。

丈夫な心

ではないのです。

goo辞書より

1.じょうふ ぢやう― 1 【丈夫】 
〔「じょうぶ」とも〕一人前の男子。立派な男子。ますらお。


2.じょうぶ ぢやう― 0 【丈夫】 
(形動)[文]ナリ
(1)病気になりにくく、元気なさま。壮健。
「―な体」「―になる」
(2)外力が加わってもなかなかこわれないさま。いたみにくいさま。
「―な生地」「―な紙袋」
(3)たしかなさま。確実なさま。
「金子五六百両、―なる所へ貸付け申したく/耳嚢」
〔「がんじょう」が固い強さをいうのに対して、「じょうぶ」は弾力性のある強さをいう〕→じょうふ(丈夫)
[派生] ――さ(名)


1. インディペンデントな女性として、「ますらお」とも読めてしまう漢字を避けたのでしょうか。
2. それとも、数多くある意味を柔軟に受け取ってもらうためのあえての平仮名なのでしょうか。
3. それとも、こだわりなし?

私の予想は1. 2.の両方ですね^^