原因の切り分け

新規に基板(ハードウェア)を設計した場合、バグがつきものと考えてよい。
大抵の場合ソフトとハードは別々の人間が作成しているから、問題が起こったときの原因の切り分けは難しい。



こういう作業は必然的に時間がかかる。
取り掛かる前に「作業を早くするために必要なこと」を考え、心の用意をすべきである。

私が思う最重要なものは2点。
・客観的に進める能力
	・例えば「相手のほうが経験があるから、原因は自分に違いない」とかその逆とか、
	 余計な情報を入れない。
・論理的に切り分ける能力
	・自分の範囲内の正しい動作の知識・理解
	・相手の範囲内の可能な限りの知識・理解

デバッグに時間がかかる場合はこの2点のどちらかに難がある場合が多い。
足りなかった点をきちんと勉強してから望まないと毎回振り出しからやるようなものである。


この切り分けは日常生活にも共通して生かせる場合が多い。

しかし日常生活は論理的過ぎると味気なかったり角がたったりするものだ。
「あなたの方が経験がありますしね〜」というニュアンスがとっても大事だったりするし、
間違うこと・知らないこと それ自体のおかげでいい方向に転がったりする。



「ムダ」がとても重要な役割を果たすことがままあると感じます。

日常はデバッグと違うから面白いですよね。